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京都校:作文授業を考える

こんにちは。京進ランゲージアカデミー日本語教師養成講座(京都校)です。

日本語の授業では文法や言葉の学習の他にも、いわゆる4技能と呼ばれる「読む」「書く」「聞く」「話す」の指導も行います。今日はその中の「書く」技能、作文の模擬授業をレポートしたいと思います!

作文の授業と聞くと、皆さんはどんな授業を思い浮かべますか。先生からテーマが与えられて学生は黙々と作文を書く、といったイメージでしょうか。テーマだけ与えられて作文を書くというのは、日本語母語話者でもなかなか難しいと思います。

そこで、教師は学生が作文をスムーズに書けるように支援します。まずは、テーマについて教師の経験や学生の経験を話し合い、作文のアイディアを引き出します。そして、モデル文(作文例)を見ながら作文の構成を確認します。ここからやっと、学生が各々作文を書く時間になります。

KLAの実技科目では、模擬授業の準備段階でモデル文の作成もチャレンジします。必要な文法項目、表現を織り込みながら汎用性の高いモデル文を書くのは意外と大変です。今日の授業でも、ご自身ではモデル文の繋がりができていると思っていたけれど、学生役の受講生さんにモデル文を見せながら作文を書かせてみると上手く書けない部分が出てきていました。実際にやってみることで、自分では気づかなかったことに気づくんですね。

実技科目では実践して気づくというのが重要な学びポイントです👍

カテゴリー: | 2020.09.27

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