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【保存版】日本語教員試験応用試験1(聴解)得点予測チェックリスト

日本語教員試験をご受験予定のみなさま、学習は順調に進んでいますか?
試験勉強を進めていると、
「今の自分はどれくらいの点が取れるのだろう?」
「合格までにあとどれくらい勉強が必要なのだろう?」
そんな不安を感じることもあると思います。現状を正しく把握することは、学習計画を立てるうえでも、安心して勉強を続けるうえでも欠かせません。そこで今回は、応用試験1(聴解)の得点予測に役立つチェックリストをご提供します。

この記事はこんな人にオススメ!
✔学習はじめに現状を確認したい方
✔何に重点を置いて学習するべきか知りたい方
✔直前対策ですることに迷っている方

日本語教員試験応用試験1(聴解) 得点予測チェックリスト

このリストは、日本語教員試験の過去問出題傾向を踏まえて作成されたもので、各分野の学習状況に加え、試験自体への理解、また個人の経験や資質なども合わせて、項目が立てられています。各項目にポイントが設定されており、重要度の高いものほど高い配点となっています。それぞれの項目をチェックしながら進めることで、予測される獲得点数が算出されます。

チェックリストの使い方

当てはまると思った項目についてポイントを加算しながら進めてください。
できているか迷った項目は、その達成度の度合いから得点を1/2、1/3などに調整して加算してください。

ポイント
〇1 発声された発話の「高低アクセント」を聴き取ることができる 4Pt
〇2 「口内断面図」を見て調音点・調音法を指摘できる 4Pt
〇3 以下の「韻律レベルの音声用語」が何を指すか理解したうえで、その違いを聴き分けられる
【キーワード】
アクセントの下がり目、平板化、プロミネンス、拍、音節、ポーズ、イントネーション
6Pt
〇4 日本語の音韻体系を理解し、発声された母音や子音について、以下の「調音上の要素」を正しく指摘できる
【キーワード】
調音点、調音法、声帯振動、舌の高さ、舌の前後位置、唇の丸め
6Pt
〇5 以下の「単音レベルの音声用語」が何を示すかわかる
【キーワード】
特殊拍(撥音、長音、促音)、拗音、直音
4Pt
〇6 やりとりを聞いて、以下の「フィードバック」の種類が指摘できる
【キーワード】
リキャスト、プロンプト、明示的訂正、メタ言語的修正、誘導、明確化要求
6Pt
〇7 やりとりを聞いて、以下の「コミュニケーションストラテジー」が指摘できる
【キーワード】
言い換え、聞き返し、回避、身振り、援助要請、言語交換
6Pt
〇8 やりとりを聞いて、以下の「ディスコースに関わる用語」の観点から、その出現や特徴、問題点等を指摘できる
【キーワード】
フィラー、スピーチレベルシフト、スピーチスタイルシフト、照応
6Pt
〇9 「ティーチャートーク」の特徴を理解し、教師の発話を聞いてその特徴を指摘できる 4Pt
〇10 日本語教育のための文法用語』に見られるような、基礎的な「文法知識」を身につけている 6Pt
〇11 日本語の聴解教材(例:『毎日の聴き取り』『みんなの日本語 聴解タスク』など)の各設問について、測定したい能力(スキミング・スキャニングなど)や解答のポイントを分析し、解説できる。 6Pt
〇12 応用試験1(聴解)と同形式の試験を始めから終わりまで一通り受験したことがあり、その長さや問題音声の流れるペースに慣れている。 8Pt
〇13 各大問の出題形式および、小問の出題のパターンや観点のバリエーションを理解している。 8Pt
〇14 各設問に応じたテクニック(メモを取るポイント、例題の音声が流れている時や休憩時間の活用など)を身につけている 4Pt
〇15 「文型シラバスに基づく総合教科書」(例:「みんなの日本語」「文化」)を用いて、一通り文型項目を教えた経験がある 4Pt
〇16 教育機関で行われる受容能力(読解・聴解)の「試験」について、作成から実施、採点までの経験が豊富にある 6Pt
〇17 日本語学習者や非母語話者の話す日本語に聞き慣れている 4Pt
〇18 1時間ほど集中して学習や作業をする自信がある 4Pt
〇19 短期記憶(数十秒ほどの情報の保持)に自信がある 4Pt

 

チェック結果と今後の学習アドバイス

ポイント合計 予想獲得得点 コメント・今後の学習にあたってのアドバイス
90Pt~ 65%(35/50点)以上 現時点である程度の点数が見込めます。苦手分野を中心に、項目全体を見直しておきましょう。
80〜89Pt 60%(32/50点) 合格基準は超えています。Ptの高い項目を重点的に見直した後で、苦手な分野を確認することで盤石に。
70〜79Pt 55%(30/50点) 合格基準のボーダーライン。Ptの高い項目に重点的に取り組み、時間があれば項目全体を学習し直しましょう。
~60Pt 50%(25/50点)未満 合格基準未達。まずはPtの高い項目を優先し、時間があれば項目全体を学習し直しましょう。

※日本語教員試験応用試験の合格基準:応用試験1・2の合計が原則60%以上

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まとめ

いかがでしたか??
聴解問題は設問形式やそのペースに慣れることが非常に重要です。また、選択肢に出てくる用語についてもしっかり押さえておきましょう。
とはいえ試験日がどんどん近づく中で、何から手をつければいいかわからない、気持ちが焦るばかり…という方も多いでしょう。そんな方は、ぜひ京進ランゲージアカデミーの応用試験対策コースをご活用ください!短期集中で今年度合格を目指しましょう♪

<注意>
・チェックリストの結果は予測された点数を保証するものではありません。結果はあくまで参考としてご利用ください。
・このリストは出題範囲にあるすべての項目を網羅して示すものではありません。

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カテゴリー: | 2025.09.26

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